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MediaDX for Marketing – 外出自粛のマーケティング活動

当社イノベーター・ジャパンは、2020年4月24日にMediaDX for Marketingと題して、オンラインでリード顧客の獲得から育成までサポートするメディアソリューションをリリースしました。

オンラインでリード顧客の獲得を実現するコンテンツマーケティングソリューション「MediaDX for Marketing」を提供開始

2020年4月24日

現在、新型コロナウイルス感染拡大にともなう外出自粛の影響でオフラインでのビジネス機会がことごとく失われています。

B2Bの分野では、大型ホールで開催されていた集合型の展示会、企業が開催していたセミナーなどの多くが中止になり、新規顧客リードの獲得が非常に難しくなりました。

B2Cの分野でも、百貨店を始め小売店の多くが営業を停止しており、オフラインでの購買はもちろん、ショールーミング(オフラインで見てオンラインで買う)でさえも難しくなり、消費者の購買行動がオンラインに大きくシフトする見込みです。

当社はこれまで出版社のDX(デジタルトランスフォーメーション)に多く関わっており、昨年MediaDX for Publisherをリリースしました。紙メディアをオンラインメディアに変換するだけではなく、サブスクリプション管理、さらにユーザーデータベースを軸にしたCRMやECへの接続など、メディアを読み物からビジネスプラットフォームに転換する取り組みを行っています。

今回、そこで開発したシステムと蓄積したノウハウを、メディア企業だけでなく一般企業のマーケティングに活用していただきたく、外部のCRMやMAとの接続性を高め、MediaDX for Marketingとしてリリースしました。

マーケティング目的でオウンドメディアを構築する場合、仕組みだけであればCMSを使って構築可能ですし、オウンドメディアやコンテンツマーケティングの支援企業は他にも多く存在しています。

当社はこれまでメディア企業の本業メディアを構築・運用してきたため、コンテンツの質量ともに高いレベルを求められ、社内にメディア運用専属チーム(&donuts)が控えています。オウンドメディアを構築してしばらくすると運用が途絶えてしまうケースをよく見かけますが、当社では構築と同様かそれ以上に重要な運用を専属チームがサポートします。

マーケティング活動のオンライン化をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

MediaDX for Marketing お問い合わせ

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アイデア

Discordをリモートワークに活用する

みなさん、リモートワーク順調ですか?

リモートワークで課題となるのはやはりコミュニケーション。

チャットやビデオ会議などのツールを活用することで、明示的なコミュニケーションはほぼ問題なく代替できるのですが、チームメンバーに一言確認したり、何となく聞こえてくる会話から得られる細かなコミュニケーションを取りづらいことで、微妙なフラストレーションが溜まっていく感覚がありました。

そこで試しにDiscordを導入してみたところ、そのようなコミュニケーションラグが解決され、リモートワークと非常に相性が良かったのでご紹介します。

Discordは元々オンラインゲーマーの間で普及していた無料のコミュニケーションツールで、テキストチャットとは別にボイスチャンネルという音声チャット機能があるのが特徴です。

デフォルトだと自動で音声検出をして、話している間のみマイクをONにしてくれるのですが、どうしても話し始めが途切れやすいため、プッシュトゥトークというトランシーバーのように任意のキーを押している間のみマイクがONになるモードがオススメ。

Discordの設定画面

プロジェクトごとにボイスチャンネルを用意してメンバーがオンラインになっておくと、ちょっとした確認や雑談ができ、オフィスで一緒に仕事をしているのと近い空間を実現できます。ビデオチャットではなく音声チャットというのが絶妙で、作業を中断せずに話せるのが快適。

ちなみに、当社イノベーター・ジャパンのDiscordサーバーには、プロジェクトごとのボイスチャンネルとは別に、カフェのように適度な雑音の中で仕事をしたい人向けのラウンジチャンネルと、個別に込み入った話をしたい人向けの体育館裏チャンネルを設けてあります。

今回はオンラインゲームで培われたノウハウをリモートワークに応用してみましたが、これ以外にも先人達の知恵が応用できそうなので、また良い方法があればご紹介したいと思います。

p.s.
会社用とは別に個人でもDiscordのサーバー「J’s Cafe」を立ち上げています。会社の枠を超えて同じ空間で仕事ができるのはリモートワークの大きなメリットで、今後そうしたオープンなコミュニケーションの中から新しい事業が生まれてくるような気がしています。

ぜひお気軽にご来店ください☕

J’s Cafe on Discord
https://discord.gg/BSwUp7h

※Discord利用によって生じたいかなる損害も当方では責任を負いかねますので予めご了承ください。

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ビジネス

新型コロナウイルスが変える企業のあり方

先日、別記事で新型コロナウイルスが変える人間の生き方について書きましたが、併せて企業のあり方についても考えてみたいと思います。

今回の新型コロナウイルス騒乱で明らかになったことのひとつは、人間の健康よりも優先される事業などないということです。ウイルスの感染拡大を阻止するために、一部の業種には休業要請が出され、また一部の企業ではリモートワークを導入して既存の業務スタイルを大きく変えました。いずれも多大な経営努力で人間の健康を守ろうとしています。

社会の主体は企業ではなく人間です。これまで政財界では軽視されがちだったことが、改めて見直されてきたように思います。

新型コロナウイルスが変える人間の生き方で述べたとおり、これから人間の生き方がよりビジョナリーな方向に変わっていくと思います。それは好ましいことです。社会の主体である人間の変化に追随しなくてはならず、できない企業は自然淘汰されていきます。

そこでキーとなるのは企業の理念です。全ての企業は、社会に存在する意義=ミッションを持って起業され存続してきたはずです。これまでは、ミッションなんか無くても、金儲けをし、従業員を食わせていれば存続できたかもしれません。しかし、人間の生き方が変わろうとしている今、企業と人間がつながる最も重要な接点は理念にならざるを得ません。

企業の経営者は、掲げている理念が今後の社会に必要とされ共感を生むものなのか、今見直す必要があります。

大企業は、体力で危機を乗り越えられるかもしれないというメリットの反面、その船体の大きさゆえに方向転換するのに膨大なコストがかかるというデメリットがあります。

一方、中小企業、特にベンチャー企業にとってこのまま黙って危機を乗り越えることは難しいものの、得意の機動力で方向転換すれば大きなチャンスを得ることができます。まさにゲームチェンジのタイミング。

ちなみに、当社イノベーター・ジャパンは、昨年ミッションを以下のようにアップデートしました。

人の可能性を最大限に引き出しウェルビーイングな社会を実現する。

株式会社イノベーター・ジャパンのコーポレートミッション

当時(平時)はまだなかなか理解されづらい概念でしたが、この新型コロナウイルスによる危機を通して、社会全体が徐々にその方向に動いてきたように感じています。

当社が創業以来貫いてきた、テクノロジーとデザインによる事業変革、デジタルトランスフォーメーション(DX)はまさに今多くの組織に必要とされています。これまで蓄積してきたノウハウでアフターコロナの社会をつくる一翼を担うべく、いよいよ積極攻勢に出たいと思います。

近日中にDX関連の新サービスをリリース予定ですが、DXコンサルティング事業もこれまで以上に拡大しますので、従来のアナログ事業からの脱却にチャレンジされる際はぜひご一緒させてください。

リモートワークでしばらく使われていない東京オフィス
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