Startup Weekend Fukuoka × Taipeiで審査員を務めさせていただきました。
9月に福岡で開催した当社イベントInnoCafeでNulabの橋本さんにお声がけいただいたのがきっかけなのですが、かつて駐在していた台湾とはいずれまた一緒にビジネスがしたいと思っていたので、今回そのきっかけとなり得るイベントに携わることができて非常に光栄です。
実は今までStartup Weekendというイベントを知らなかったのですが、世界各地で頻繁に開催されているみたいです。起業志向のある人達がランダムにチームを組み、金土日の3日間でビジネスモデルを組み立て、ピッチ対決をするという内容。今回は、福岡と台北の2都市でライブ中継をしながら同時開催するという初の試みでした。
せっかくの機会なので、初日と2日目は台北で参加しつつ、最終日に福岡に移動して審査というやや強行スケジュールで両方の会場の空気を感じてきました。
そこで感じたことをもとに勝手にKPT
Keep(良かったこと)
- 島国同士が協力することでガラパゴス感を打破しようという試みは非常に良い。
- アイデアのプレゼンだけでなく、フィールドワークや資金調達などスタートアップに必要な要素を3日間でコンパクトに体験できるのは良い。
- プレゼンする相手が必ずしも同一コンテクストを持っているわけではないため、中途半端なイメージだと伝わらないということを目の当たりに経験できた。
- 台北の会場で非常に感じたのは、みんな堂々と自分の意見を述べ、それに耳を傾けるということ。「他人にどう思われるか」など気にせず、自分の思考にブレーキをかけない空気作りは見習いたい。
Problem(改善したいこと)
- ビデオチャットの品質はまだまだ改善の余地あり。
相手側のプレゼンがよく見えない&よく聞こえないで、正直なところ推測で審査するしかなかった。 - 最初に成果物の形式や審査基準を明確にしておくべきだった。
台北の方が若手が多かったのも影響しているかもしれないが、台北サイドは社会課題に基づく大義名分型のアイデアが多かったのに対し、福岡サイドはビジネスの実経験に基づく収益性も考慮したアイデアでプロトタイプまで開発していた。甲乙つけ難い。。
Try(次回試したいこと)
- さすがにライブ中継では空気感までは伝わらないので、同一会場で混成チームのようなことができると面白い。
- ビデオチャットはちゃんとしたものをつくれば世界中でニーズあるかも。
自分も大学生の頃は色々とイベントを企画していましたが、やっぱり色々な人が集まる場はワクワクしますね。イノベーター・ジャパンでもInnoCafeをはじめ、今後色々な「場」をつくっていきますのでご期待ください。