というセミナーに参加してきました。
なんとスピーカーはソフトバンクグループ代表の孫正義氏と中国アリババグループ会長のジャック・マー氏。
このお二方の話を聞けるのはかなり貴重なチャンス。
このイベント、ふたを開けてみるとAlibaba JAPANのサービス開始にともなうプロモーションイベントだったわけですが、なかなか面白い内容でした。
まず、中国市場の傾向ですが、
- イケイケ志向から安心・安定志向になっており、日本製品の安心感はかなり受け入れられている
- 一人っ子世代(20~30代)がネットを利用しており、ここをターゲットにしたオンラインゲーム等が調子いい
- 製造大国から消費大国に
といった感じで、メディアでは日本バッシングのイメージが強いですが、実際は日本製品や文化はウェルカムという雰囲気のようです。
また、中国市場にアタックする際のヒントは、
- 「誰に売るか」を明確に
- 日本での勝ちパターンにこだわらないフレキシブルな販売手法
- ライフスタイルの提案
ということで、社会現象を起こしてやろうくらいの本気度が必要とのこと。
アリババグループのC2C&B2Cサービス淘宝网(タオバオ)は、スタートして3~4年のサービスにも関わらず、2008年の売上は日本のYahoo!オークションと楽天の合計を上回る見込みのようです。中国の市場規模の大きさがうかがえます。
ちなみに、Alibaba JAPANは2009年1月12日にサービス開始で、本日より先行受付開始みたいです。ソフトバンクらしく、というかアリババらしく、12/15までに申し込むと2009年中は¥50,000/月の出店料が¥0になるみたいです。
それにしても、ジャック・マーはきれいな英語でプレゼンしていました。やっぱり国際ビジネスマンに英語は必須のようですね。
- 馬雲のアリババと中国の知恵
- 漆嶋 稔
- 日経BP社 2008-02-06