10月18日、ノリックこと阿部典史氏が公道でのバイク事故で亡くなってしまった。
モータースポーツファンなら知らない人はいないノリック。
2003年にレース中の事故でなくなったダイちゃんこと加藤大治郎氏と共にバイクレースを彩った二人が両者とも逝ってしまった。
アイルトン・セナやジャンルは違うけどhideもそうだったが、スターはこういう風に最期を向かえるものなんでしょうか。
久々にショッキングな訃報でした。
最近仕事がらゲームクリエーターの思考回路がどんな風になっているか気になってしまう。
小説家や漫画家と同じように、あんなボリュームの世界を頭の中で描く能力は本当にすごいと思う。
そんなわけで気になった一冊。
著者の斎藤由多加氏はもともとリクルートの社員だったが、独立して『シーマン』や『ザ・タワー』などのゲームを開発した天才クリエーター。やっぱりリクルートのOBってすごい人多いな…
この本では具体的な「ゲームの作り方」については語られていないが、普段どんな思考で物事を捉えているかを綴ったエッセイになっている。
我々が日常生活の中で常識として捉えていることは必ずしも真実ではなく、少し視点をずらすことで本質が見えてくるといったことが具体例を挙げて書かれているためサラッと読めてしまう。
筆者が身の回りにあることにツッコミを入れ、「そう言われればそうだな…」と納得してしまう感覚が新鮮だった。
最近なんやかんやとexhaustedでなかなかinputができていない気がする。というかinputができていないからexhaustedなのか…?
そんな状況だと帰りの電車での読書が唯一inputの場で、やけに気持ちよく感じる。というわけで最近読んだ本の紹介。
最近本屋で平積みされていたり、新聞の広告に掲載されている『心のブレーキの外し方』。なんか胡散臭い自己啓発本に見えて敬遠してたけど、そのタイトルがやけに気になって読んでしまった。
現状を変えようと行動してもなかなか長続きさせることは難しい。それは原理として人間の行動は潜在意識が支配していて、そこには現状維持しようとする力が働いているということらしい。
始めから大きな効果を期待するが、そうはならないために諦めてしまう。車と同じで始めはローギアで遅いけれど、そこを我慢しないと走ることはないと。
なるほどね… やけに納得させられてしまった。現状維持って一番ラクチンで、そこに落ち着こうとするというのは筋が通ってる気がする。
通勤の片道で読めるくらいスッキリまとまっているので、心のどこかにモヤモヤ感がある人にはいいんではないでしょうか。