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ハンバーガーを待つ3分間の値段

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ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
斎藤 由多加
幻冬舎 2006-01
評価

最近仕事がらゲームクリエーターの思考回路がどんな風になっているか気になってしまう。

小説家や漫画家と同じように、あんなボリュームの世界を頭の中で描く能力は本当にすごいと思う。

そんなわけで気になった一冊。

著者の斎藤由多加氏はもともとリクルートの社員だったが、独立して『シーマン』や『ザ・タワー』などのゲームを開発した天才クリエーター。やっぱりリクルートのOBってすごい人多いな…

この本では具体的な「ゲームの作り方」については語られていないが、普段どんな思考で物事を捉えているかを綴ったエッセイになっている。

我々が日常生活の中で常識として捉えていることは必ずしも真実ではなく、少し視点をずらすことで本質が見えてくるといったことが具体例を挙げて書かれているためサラッと読めてしまう。

筆者が身の回りにあることにツッコミを入れ、「そう言われればそうだな…」と納得してしまう感覚が新鮮だった。

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