イノベーター・ジャパンのオフィス移転から早くも1ヶ月が経ってしまったけど、新オフィスのコンセプトを備忘録として。
オフィスには様々なステークホルダーがいる。現在の社員、未来の社員、顧客、パートナーなど。まず、各ステークホルダーにとって必要な要素を洗い出した。その中で最も重要なのは現在の社員であり、「オフィスとは、社員の能力が最大限発揮される空間である」と定義した。
当社のビジネスは、クライアントのビジネスのイノベーション促進であったり、自らWEBサービスを企画・開発すること。何か材料を仕入れて売るようなビジネスではないため、社員の頭の中から付加価値を生み出さなければならない。なので旧来の「事務所」型のオフィスにはしたくなかった。
イノベーター・ジャパンのオフィスコンセプト
- プロトタイピングスペースがオフィスの中心
- ミーティングは原則スタンディング、短時間でこまめに
- 視覚的・聴覚的に思考活動のノイズとなるものは排除
- セミオープンスペースとすることで、人々の交流のハブとなる
- 「遊び」は外で
- その他諸々
人間も生き物であり、やはり自然に近い環境の方が能力を発揮しやすいと考えている。しかし世の中のオフィスは効率を重視し、規格化された人工的な空間であることが多い。そうでないオフィスは誰にデザインしてもらえばいいのか?
そんな時にタイミングよく出会ったのが、全国に青山フラワーマーケットを展開するパーク・コーポレーションの城本さんだった。当社がプロデュースするイタリアンレストラン「FLATTORIA」の店内緑化を相談していた時に、空間デザインに対する考え方を伺って、「あ、これだ!」と思った。
城本さんに渡したのは、自分のアイデアを記したマインドマップと「raw material」というキーワードのみ。かなり無茶ぶりをしてしまったけど、クリエイティブワークにおいて、専門外の人間は黙ってた方がよいという考えなので悪しからず 笑
結果、理想のオフィスを実現することができました。
5/1発売の『ブレーン』に当社のオフィスを掲載していただきました。また、オフィスのメイキングを特設サイトにアップしてあるので、ぜひご覧くださいませ。