上海で開催されているad:techというイベントに来ています。
ad:techとはその名の通り、広告に関する技術の見本市。世界各地で頻繁に開催されているのですが、僕は今回が初参加。ad:tech New Yorkはかなり大勢集まるらしいのですが、上海のは不況の影響もあるのか出展企業も来場者もそこまで多くないようです。
出展社ブースはアドネットワーク関連の企業が多かったのですが、技術をアピールしている会社は少ないように見受けられました。某会社の人曰く、アドネットワークの概念は認知されてきているが、まだ本格的に活用する広告主は少ないとの事。
中国ではまだ広告の効果測定の概念が統一されていないため、パフォーマンス型の広告が売りにくい状態。しかし解決されるのも時間の問題だと思うので、2年後には一気にP4Pの比重が高まるのかなと考えています。
- 次世代マーケティングプラットフォーム
広告とマスメディアの地位を奪うもの - 湯川 鶴章
- ソフトバンククリエイティブ 2008-09-27
- 評価
最近読んだこの本、今現在起こっている広告という仕組み自体の変化について語られています。
日本では大手広告代理店の既得権益によって変化がおこりづらい状態なのですが、中国は欧米と同様にそうではないために、もしかしたら日本より急速な変化が起こるかもしれません。