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ビジネス 独り言

カオスは悪者じゃない

イノベーター・ジャパンでは、不変の価値観として4つのVALUESを掲げています。

  • LOVE
  • CHAOS
  • GROOVE
  • ENJOY

しかし、CHAOSだけがいまいち共通の理解を得られず浸透しないのですが、これが当社だけでなく日本全体が抱える大きな課題のような気がしています。

CHAOS(カオス)の辞書的な意味は「天地創造以前の混沌」で、全ての物事はカオスの状態から始まるということです。要するに、カオスは新しいことを始める時には当然あるべき状況

しかし、(日本において)一般的にはカオスは良くない、避けるべき、入ってしまったらいち早く抜け出すべき状態という風に捉える人が多いのが現状。

そのために、新しいことを始める時でも、カオスを避け、理路整然とルールを決めようとし、リスクを排除することに異常に労力を使ってしまう。結果、なかなか始まらなかったり、始まる前に立ち消えになったり、その間に他者に先を越されたりする。

こんなことが日本の至る所で起きているのではないでしょうか?

カオスとは、未知で、見ようとしても見えないからカオスなわけで、極論まずは飛び込むしかないんです。

一旦飛び込めば、色々なものが見えてきて、その情報を頼りに進むことができ、期待していた結果に行き着くこともあれば、想定外の成果を得られることもあります。

もちろん何の成果にも結びつかないこともありますが、その経験自体が価値を持っているので、決して損することはありません。

逆に、飛び込む前に見えてるのであれば、それはカオスではなく、特に新しいことではない証拠です。

余談ですが、「新しいことを提案してくれ」というクライアントに対して新しいことを提案すると「他社事例が無いとできません」といったことがよくあります。。

少し楽観的過ぎる考え方かもしれませんが、この楽観性が新しいチャレンジやイノベーションには必要だと考えています。

カオスに積極的に飛び込み、むしろ楽しんでしまうくらいの感覚。

当社は社名にも「イノベーター」を掲げているので、そんな価値観を大事にしていきたいと思ってます。

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ビジネス

イノベーター・ジャパン社員総会 – MVP賞金はビットコイン

4月から2017年度ということで、上半期の社員総会を開催しました。

イノベーター・ジャパンでは半期ごとに経営方針の発表し、そこからプロジェクト目標や個人目標に落とし込まれ、一斉に走り始めるといった流れになっています。

お陰様で毎年右肩上がりに成長してはいるのですが、まだ満足のいく成長スピードではないので、今期ドラスティックに変化を起こすために、かなりアグレッシブな方針を掲げました。

1ヶ月前にも鎌倉に全社員が集まって、ミッション・ビジョンを実現するための未来合宿を実施したので、今期はロケットスタートがきれそうな気がしています。

総会では毎回MVPが表彰されるのですが、年度初めの回では前年度に入社した人の中から新人賞が、そして今回からベストプロジェクト賞が新設されました。

副賞としてXX万円の賞金が授与されるのですが、前回の総会からはビットコインでの支給になりました。

 

当社では、「warikan™ 」というビットコイン割り勘ツールを提供しています。ようやく日本でもビットコイン関連のサービスがちらほらリリースされ始めましたが、私はビットコインはインターネット上で価値交換するための通貨として、大きな可能性を秘めていると考えています。

これまで、主にコンテンツ(本来価値を持っている)の流通において、「課金」の障壁が高いために、「広告」という間接的な方法でなんとか収益化してきましたが、価値交換がスムースではなく、必要な細胞(価値)に血流(対価)が行き渡らない状況があります。

ここをリアル通貨と比較して支払いの心理的障壁が低く、少額決済が可能な仮想通貨で血液サラサラにすることで、コンテンツだけでなく、人の知力や創造力などこれまで価値化されていなかったところにも対価が支払われる環境をつくりたいと考えています。

イノベーター・ジャパンのミッションとして掲げている、「人のポテンシャルが最大限に引き出される」状況を実現するための重要なインフラとして、ビットコインが有力候補です。

個人はもちろん、法人でもビットコインのウォレットを持つことができますので、まずは1人でも多くの人が体験して、利用者が増えてくれるといいなと。

ちなみに、私は個人用としてBLOCKCHAIN、法人用としてbitFlyerをウォレットとして使っています。

まだ日本ではビットコインで支払いのできる店舗やサービスは少ないのですが、仲間内で割り勘する際に当社のwarikanでも使ってみてください!

以上、PR記事でした。

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アイデア デザイン ビジネス

&donutsプロジェクト

&donutsは「あんどーなつ」と読みます。

由来は後ほどお話するとして、

現在イノベーター・ジャパンでは郊外型オフィスの実験を行っています。

そこで働くのは子育て中の女性たち。柏の葉(千葉県柏市)に&donutsプロジェクトの第1号オフィスを開設しました。

1つめのドーナツ

さかのぼること約6年。当社の社員を含めて、自分の周りで子供が生まれることが多くなりました。しかし聞こえてくるのは幸せな話ではなく、「保育園に入れない」という悲痛な声。

ひどいものになると、「保育園は共働き証明がないと入れないと言うし、会社は入園証明がないと入社できないと言う」といった完全にデッドロックしているケースも。

その頃から、

みんなで交代で面倒を見れば必ずしも保育園が無くてもなんとかなるのではないか

と考え始め、デンマークのコレクティブハウスの話を聞いた時に、これはなんとかできると確信しました。

2015年にデンマークのビジネスデザインスクールKAOSPILOTの学生4人が当社のインターンシップで共に構想したのが、育児中の女性の働き方にイノベーションを起こす環境づくり。&donutsの原型となるアイデアでした。

 

円形のキッズスペースを取り囲むようにドーナツ上のワークスペースがあり、どこからでも子供の様子を伺えるオフィス。そこでは、ただ働くだけでなく、子供や働く人向けに様々な教育コンテンツが提供されている。

これが1つめのドーナツコンセプト。

2つめのドーナツ

2つのめのドーナツコンセプトは「郊外」です。

多くの人が都心で働き、毎日満員電車で消耗しながら通勤をしている。これって果たして幸せな状況なのか? ましてや、子供を保育園に預けてから満員電車に押し潰され、風邪でも引こうものならとんぼ返りしなくてはならない。

もし、郊外の自宅の近くで働くことができれば、通勤の苦痛から逃れ、子供のそばにいることができ、ゆとりのある環境で集中して働くことができる。一石二鳥どころか、一石五鳥くらいのメリットがありそう。

実際、イノベーター・ジャパンは東京と福岡にオフィスを構え、プロジェクトメンバーが散在している環境で仕事をしています。今の時代、ITツールを使えば遠隔地でも問題なく仕事ができてしまいます。

都心に託児所併設のオフィスをつくる企業も増えてきているようですが、

これからは仕事に合わせて人が移動するのではなく、人に合わせて仕事が移動する時代になる

と考えています。

KOIL@柏の葉からスタート

というわけで今回スタートの地に選んだのが柏の葉。都心から電車で30分程度ですが、つくばエクスプレス(TX)という新しい路線でここ数年で急速に整備された街。都心から移り住んだ人も多く、ポテンシャルに満ちた人材が溢れています。

その柏の葉に住む友人夫妻が&donutsプロジェクトのコンセプトに賛同し、協力してくれることになったのが決め手でした。自分の生まれ育った柏でプロジェクトができるのも運命を感じています。

今はまだコワーキングスペースKOILの中でシンプルなオフィスを開設したばかりですが、徐々に色々なドーナツコンセプト「&donuts」を実現すべく、様々な実験をしていきたいと思います。

もし周辺にお住まいで&donutsプロジェクトに興味をお持ちの方がいらっしゃったら、お気軽にご連絡ください。

イノベーター・ジャパンへお問い合わせ

イベントのお知らせ

そして、来月(2017年3月2日)にはイノベーター・ジャパンのほぼ月一イベントInnoCAFEを柏の葉で開催する予定です。テーマは「柏の葉で実現する女性のキャリアデザイン」。子育て中の方も参加しやすいように初の午前開催です。

お子様連れでもOKですので、ぜひ遊びに来てください。

InnoCAFE#29 柏の葉で実現する女性のキャリアデザイン

まだ始めたばかりですが、Facebookページにも随時情報を上げていますのでぜひフォローをお願いします!

ついでに、イノベーター・ジャパンも人材募集中です。チャレンジ精神旺盛の方、ご応募お待ちしています!

イノベーター・ジャパン募集職種一覧

 

というわけで、柏の葉周辺のみなさん、KOILのみなさん、私たちの&donutsプロジェクトを温かく見守っていただきつつ、ぜひご協力をお願いします。

その他のエリアの方は、柏の葉がうまくいき次第展開したいと思いますので、しばしお待ちください。