WOWOWの洋楽主義という番組でMR.BIGの特集をしていたので見入ってしまった。
昨年、錦織君の試合を観てすぐ解約しようとWOWOWに加入したけど、結局加入しっぱなしで、意外と番組(特に生中継)のクオリティが高いのが気に入っている。
MR.BIGは高校生の時によく聴いていて、バンドでも何曲かコピーしていたので懐かしかった。今では色んなジャンルの音楽を聴くけど、やっぱりロックはDNAが反応してしまうね。
そんなことを感じつつも、最近は音楽との付き合いが浅くなってしまったなと思う。
音楽を一番聴いていた学生の頃は、CDやMDなどのメディアだったので、入れ替えたり持ち運んだりするのが面倒で、1つのアルバムをリピートで聴くのが普通だったし、自分でラベルを書いたりして、十数曲のパッケージに愛着を持って聴きこんでいた。
しかし、iPodが登場して大量の音楽を持ち運ぶことができるようになってから、1つのアルバムをリピートすることはおろか、アルバムを通しで聴くことも無くなってしまった。ましてやSpotifyなどのストリーミングでは、とあるテーマで集めたプレイリストで聴くのが一般的になり、「アルバム」というパッケージ自体がもはや形骸化してしまっている。
「聴きこむ」機会が減ってしまったことによって、楽曲に魂を揺さぶられるような感覚をなかなか味わえなくなってしまったなと思う。(「最近の若いもんの音楽はわからん」的な爺さん化現象もあるかもしれないが)
これは音楽に限らず、WEBから様々な情報を手軽に入手できるようになってから、情報の取得がザッピング的になり、深く考えることをしなくなってしまったかもしれない。
クリエィティブなことをするためには、魂に栄養を与えるように、色々な刺激を受ける必要があると考えているが、表層的な行為だけで終わっていることが往々にしてありそうなので要注意。
何はともあれ、音楽好きとしては、NO MUSIC, NO LIFEというレベルで音楽と付き合っていたい。