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サドルの高さから見える価値観の違い

いよいよ今年もロードレースの祭典ツール・ド・フランスの季節ということで、昨年のレースの映像を観ていたところ、解説の栗村氏が興味深い話をしていた。

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自転車のサドルは、ヨーロッパだとおばさんでも高く設定するが、日本だと止まった時に足が付くように低くしている。

ロードバイクやMTBに乗る人はご存じだろうが、自転車のサドルは、ペダルが最も下に来た時に足が伸びきる高さに設定するのが最も運動効率が高い。しかしながら、この高さだとサドルに座った状態では地面に足が付かない。

日本では、万が一の時に安全を保てるように、運動効率よりも地面に足が付くことを優先する。一方ヨーロッパでは、運動効率を優先して、万が一の時はサドルから降りればいいというスタンス。

この価値観の違いが、社会のいたるところに見られる気がする。

多少極端だが、

  • 万が一に備えたお受験戦争 → 幼少期の大切な時間を犠牲
  • 万が一に備えた大企業就職 → 本当にやりたいことを犠牲
  • 万が一に備えた生命保険加入 → 今使える資金を犠牲

あるかわからない未来のリスクのために今を犠牲にする傾向が、日本ではかなり強いように思う。

個人的には、犠牲は最小限に、今しか得られないことを最優先すべきと思うわけですがいかがでしょう?

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聴きこむこと

WOWOWの洋楽主義という番組でMR.BIGの特集をしていたので見入ってしまった。

昨年、錦織君の試合を観てすぐ解約しようとWOWOWに加入したけど、結局加入しっぱなしで、意外と番組(特に生中継)のクオリティが高いのが気に入っている。

MR.BIGは高校生の時によく聴いていて、バンドでも何曲かコピーしていたので懐かしかった。今では色んなジャンルの音楽を聴くけど、やっぱりロックはDNAが反応してしまうね。

そんなことを感じつつも、最近は音楽との付き合いが浅くなってしまったなと思う。

音楽を一番聴いていた学生の頃は、CDやMDなどのメディアだったので、入れ替えたり持ち運んだりするのが面倒で、1つのアルバムをリピートで聴くのが普通だったし、自分でラベルを書いたりして、十数曲のパッケージに愛着を持って聴きこんでいた。

しかし、iPodが登場して大量の音楽を持ち運ぶことができるようになってから、1つのアルバムをリピートすることはおろか、アルバムを通しで聴くことも無くなってしまった。ましてやSpotifyなどのストリーミングでは、とあるテーマで集めたプレイリストで聴くのが一般的になり、「アルバム」というパッケージ自体がもはや形骸化してしまっている。

「聴きこむ」機会が減ってしまったことによって、楽曲に魂を揺さぶられるような感覚をなかなか味わえなくなってしまったなと思う。(「最近の若いもんの音楽はわからん」的な爺さん化現象もあるかもしれないが)

これは音楽に限らず、WEBから様々な情報を手軽に入手できるようになってから、情報の取得がザッピング的になり、深く考えることをしなくなってしまったかもしれない。

クリエィティブなことをするためには、魂に栄養を与えるように、色々な刺激を受ける必要があると考えているが、表層的な行為だけで終わっていることが往々にしてありそうなので要注意。

何はともあれ、音楽好きとしては、NO MUSIC, NO LIFEというレベルで音楽と付き合っていたい。

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社会の登坂車線

私は特別に歩くのが早いわけではないと思うけど、街中や駅で歩いていると前の人のペースが遅くてイライラすることが多々あるわけです。もちろんお年寄りなんかは遅くて当然なので、遅いことにイライラというより、むしろ追い越すためのスペースが無いことにイライラ。(歩いているのか喋っているのかわからないチンタラ集団にはもちろんイライラしますが)

そんなことを考えていると、日本の社会も同じようなことになっているように思えてきた。

学校を卒業するまでは綺麗に整列して行進。社会に出てからも年功序列みたいな制度があったり、上司の決済待ちでムダな待ち時間が発生したり。社内政治みたいなクダらないことをやってチンタラしている先頭集団によって大渋滞が起こっている会社は多いんじゃないかと思う。

先を急ぐ人がクラクションを鳴らすと、道を譲りたくない人たちが進路妨害をしてさらに渋滞がひどくなるという悪循環。薬のネット販売なんかも含めてそこらじゅうで起きている。

そんな社会に登坂車線みたいなシステムはできないだろうか? ゆっくり進みたい人は登坂車線をマイペースで走ってもらって、先を急ぎたい人は追い越し車線を飛ばせばいい。お互いその方が絶対幸せだと思う。

そもそも社会に車線なんていう制約はないので、空いてるスペースを走れば良いのですが。

要は、みんな自分のペースで走ればよくて、邪魔さえしなければもっと世の中うまくいくんじゃないかという話。

ちなみに私は、良く整備されているけど大渋滞しているハイウェイ(大企業でのキャリア)よりも、荒れてたり遠回りだったりするかもしれないけど下道(ベンチャーでのキャリア)を飛ばす方が好きだったりします。