サドルの高さから見える価値観の違い

いよいよ今年もロードレースの祭典ツール・ド・フランスの季節ということで、昨年のレースの映像を観ていたところ、解説の栗村氏が興味深い話をしていた。

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自転車のサドルは、ヨーロッパだとおばさんでも高く設定するが、日本だと止まった時に足が付くように低くしている。

ロードバイクやMTBに乗る人はご存じだろうが、自転車のサドルは、ペダルが最も下に来た時に足が伸びきる高さに設定するのが最も運動効率が高い。しかしながら、この高さだとサドルに座った状態では地面に足が付かない。

日本では、万が一の時に安全を保てるように、運動効率よりも地面に足が付くことを優先する。一方ヨーロッパでは、運動効率を優先して、万が一の時はサドルから降りればいいというスタンス。

この価値観の違いが、社会のいたるところに見られる気がする。

多少極端だが、

  • 万が一に備えたお受験戦争 → 幼少期の大切な時間を犠牲
  • 万が一に備えた大企業就職 → 本当にやりたいことを犠牲
  • 万が一に備えた生命保険加入 → 今使える資金を犠牲

あるかわからない未来のリスクのために今を犠牲にする傾向が、日本ではかなり強いように思う。

個人的には、犠牲は最小限に、今しか得られないことを最優先すべきと思うわけですがいかがでしょう?

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