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創造的スキルで付加価値を最大化する

そろそろ年度末ということで2014年度に向けて色々と検討しつつ、自分も含めて社員の生産性をいかに高めるかということを考えております。

頭の中を整理すべく、ざっくりまとめてみました。

生産性

まず、知的労働において人間を生産装置として捉えると、インプットとアウトプットの差が付加価値となる。

例えば、専門コンサルタントであれば、クライアントから得た情報(INPUT)を専門知識で分析・企画すること(付加価値)によってクライアントの事業を成功させる(OUTPUT)という図式。

ITエンジニアであれば、クライアントの要件(INPUT)を定義・設計・プログラムすること(付加価値)によってシステムを構築する(OUTPUT)という図式が成り立つ。

ここまではまあよくある話かもしれないが、付加価値を加えるプロセスに色々と改善できるポイントがあるような気がしている。

skills

自分のイメージでは、ビジネスマンのスキルは4階層くらいに分かれている。1人の人間を球体に喩えると、一番中心にあるのが創造的スキル、その外側に人間的スキル、さらにその外側にビジネススキル、最も外側に専門スキルの4階層で構成されている。

一般的に、企業の人材教育ではビジネススキルや専門スキルなど、より外側にあるスキルを身につけることを目的にしていることが多い。なので、経験を積んだビジネスマンは、悪く言えば小手先のテクニックに頼り過ぎ、実はアウトプットにあまり付加価値がついていないという傾向が強くないだろうか?

生産性

個人的には、インプットに対する付加価値は創造的スキルによって最も高められると考えている。そのためには、インプットされた情報をより深くまで落とし込み、創造的スキルによって付加価値をつけ、さらにそれを外部に対して表現するというプロセスが必要になる。シンプルに言い換えれば、高い付加価値を生むためには「(自分の頭で)考える」と「プレゼンテーションする」のプロセスが欠かせない。

デザインするという作業は、ビジュアル的にきれいなものやかっこいいものを作ることではなく、ある目的を達成するための仕組みを企画・設計することだ、とよくうちのデザイナーには話すのだが、まさにこんなことが言いたかったのである。

というわけで、イノベーター・ジャパンではありきたりな「社員教育」ではなく、日常の業務の中で創造的・人間的スキルも高め、ビジネスパーソンとしての付加価値を高められる仕組みを作っていこうと思います。

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ビジネス

WE WISH YOU AN INNOVATIVE YEAR

新年明けましておめでたいですが、事業としてはこれから重要なQ4、レースで言えば第4コーナーを立ち上がったところなので気を抜かずにいきたいと思います。

Q3まではまずまず計画通りに来ていますが、出来ていないこともちらほらあるのでQ4で実行して、やり残しの無いようにします。

東京⇔福岡の連携体制構築

2013年5月に福岡オフィスを開設し、幸運にも優秀な人材に恵まれ、あっという間に欠くことのできない組織になったが、役割分担やコミュニケーションツールを改善することで、メンバーのポテンシャルはまだまだ発揮されはず。引き続きベストな連携体制を探っていきたい。

ビジネスイノベーション事業のインバウンド的な展開

足元の案件でテンテコマイになって未来に繋がるビジネススキームの構築が手薄になっていることは否めない。これからは日本も力づくの営業で仕事を取るような時代ではなくなると思うので、広報戦略をしっかりして営業レスでインバウンドなスキームを構築する。

グローバルサービスの立ち上げ

企画は無数にあるものの、プロトタイプ開発まで行きつけていない。Q4中に最低2サービスはβ版公開まで持っていく。

クリエイティブが冴えまくるオフィス構築

次のオフィスは決めたので、あとは思い描いているイメージを具現化して施工まで持っていく。今お話しているパートナーとは向かっている方向が近い(と勝手に感じている)ので、きっと面白いことになるはず。

バックオフィスの体制強化

強化も何もまだ無いに等しい状況。。一緒に会社を創っていく人募集しています!

 

というわけで、2014年もよろしくお願いいたします。

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時事問題

シューカツ制度、もうやめません?

最近、ドワンゴ社が入社試験に受験料制度を導入したことが賛否両論分かれているけれど、個人的には非常にアリな取り組みだと思う。

そもそも私は「シューカツ」がこの国を停滞させる一因だと考えている。

ここで言う「シューカツ」は、就職活動そのものではなく、特定の時期になると一斉に就職支援サイトにプロフィールを登録し、着慣れないスーツを着て真面目を装い、数十社にエントリーして内定を獲得する、この国特有の儀式のこと。

大学で何を専攻しようが関係なしに、とりあえず名の知れた企業にエントリーし、取ってつけたような志望理由を述べ、内定を獲得する。入社時点では完全にド素人状態で、企業は半年くらい時間とコストをかけて「新人教育」という人材均質化プログラムを実施する。

一方(私が見てきた限られた範囲ではあるが)諸外国では、高校くらいにはある程度進みたい方向性を決め、その専門性を高めるべく大学で学び、インターンシップで現場を経験し、即戦力として企業に就職する。

異論は色々あるかもしれないが、大方間違いではないと思う。

これまで日本という村社会の中だけに限った競争ではそれで良かったかもしれないが、グローバルでの競争を避けられなくなった今、どちらが有利かは言うまでもない。

そもそも、「○○ナビ」系のカタログから自分の将来を選ぶようじゃうまくいく可能性は低いし、企業としてもその程度のリサーチ能力しか無い学生を大量に採用して大丈夫? と思う。

ちなみに、当社、イノベーター・ジャパンでは「新卒採用」という枠はあえて設けていない。新卒・既卒に関わらず、掲げているビジョンに共感してくれて、何らかの専門性を持っている方であればいつでも大歓迎。

当社みたいな小さな企業が抵抗しても何も変わらないかもしれないが、信念に背いて流れに合わせるくらいなら会社なんてやらない方が良いと思うので。

というわけで、

シューカツ制度、もうやめません?