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ビジネス

チャンス探しは執着のかくれんぼ

チャンスとは、ごく一部の人にもたらさる有益な事象のこと。

逆の言い方をすれば、ほとんどの人は到達することができないからこそチャンスなのである。

かくれんぼに喩えるなら、

普段使われていない部屋の、押し入れの中の、屋根裏に隠れている子(チャンス)を探すチャレンジにおいて、

ほとんどの鬼は、部屋の扉を開けて見渡すだけで「いない(チャレンジ失敗)」と決めつけ、諦めてしまう。

一部の鬼は押し入れを開けてみるが、やはり諦めてしまう。

尋常じゃない執着を持ったごく一部の鬼だけが、部屋の扉を開けた時点で何らかの気配を感じ、押し入れを開け、屋根裏を開け、子を見つけることができる。

このような構図になっているのではないだろうか?

ビジネスにおいても、新しい事業やサービスを立ち上げる時に、うまく行かなかったり、想定外のことが起きるとそこで諦めてしまう。本来1回のチャレンジでうまく立ち上がることなどあり得ず、その先にチャンスがあるのにも関わらず。

もちろんチャレンジの先に成功があるとも限らないので引き際は重要だが、チャンスの気配を感じる嗅覚と人一倍の執着はチャンスをモノにするために欠かせない要素だと考えている。

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ビジネス

ビジネスデザインにおける非言語情報の必要性

写真撮影はクリエイティブ脳の筋トレ 落合陽一が語るカメラへの愛情

人間が日常生活、特にビジネスで扱う情報は言語化され、その過程で多くの情報が削ぎ落とされている。一見効率的なようだが、削ぎ落とされた情報にこそ味があることが多い。

一方、写真や音楽などの非言語情報には味の成分が多く残されている。

その味こそがアートであり、生活に彩りを与え、新しいビジネスを考える時の発想にも繋がっている。

自分が写真が好きな理由の一つがそこで、一個人が知覚しているイメージをそのまま他人に伝えられる数少ない手段でもある。

最近のiPhoneはコンパクトな割にコンデジ以上に綺麗な写真を撮れ、日常使いのカメラとして理想に近いのだが、どこか人工的で思い通りの絵にならないのが惜しい。

ちょっと重いけど、自分も普段から一眼レフを持ち歩くことにしてみよう。

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アイデア デザイン ビジネス

自然とアート – ビジネスデザインの源

2018年も残すところあと1週間となりましたね。

今年は念願のキャンプデビューを果たし、関東近郊の色々な山で家族とテントで過ごしました。特に印象的だったのは、奥飛騨にある平湯キャンプ場。元々行く予定だった所が自分のミスで予約できておらず、たまたま現地で見つけた場所なのですが、サイトの雰囲気も良かったし、近くの平湯温泉が絶妙に気持ちよかった。

平湯キャンプ場(奥飛騨)

つい先日も、parkERsのクリエイティブディレクター城本さんと本栖湖(富士五湖)の浩庵キャンプ場でデイキャンプをしてきましたが、湖畔のキャンプも幻想的で森とは違った良さがありました。今回は残念ながら見えなかった浩庵キャンプ場からの富士山は、千円札にも描かれる有名な景色らしいです。(次回に期待)

浩庵キャンプ場(本栖湖)

なぜ突然キャンプに目覚めたかというと、子供のための自然体験という側面もあるのですが、以前から自然および自然科学の中にビジネスに応用できる様々なヒントがあると感じており、それを自らが感じて具現化したいと思ったからです。また、人工的な情報に囲まれ続ける都会から定期的に離れ、自らのアンテナの感度を取り戻したいという理由もあります。

一方、アートについても今年色々と研究し、これからアートこそがビジネスのキモになるという考えに至っています。ここで言う「アート」と「ビジネス」は、絵画などのアート作品を売り買いするという意味ではなく、人間の直感や根源的な感情に基づいた価値が商品やサービスになっていくだろうということです。

自分自身も以前はアートとデザインの違いについてあまり理解していなかったのですが、私が担当する社会情報大学院大学の講義でteamLabの猪子さんをお招きした時に伺った「アートが美しいを定義し、その定義に基づいてデザインがある」というお話しが非常にしっくりきて、それ以降「デザイン思考」の限界や「アート思考」の必要性について考えています。(これについては書籍化すべく、頭の中で整理していますので乞うご期待)

ところで「自然」と「アート」、どこか共通点を感じませんか?

ヒントは「人」。
人にも色々な意味があり、

  1. ヒトという生物としての人
  2. 社会人としての人
  3. ビジネスマン(生産者)としての人

などなど。人は日々情報をインプットし、それを何らかかの価値に変えてアウトプットする生き物です。しかし、その活動が2や3に偏り、1が疎かになっていませんか?

人と情報の概念

まさに自然はヒトへのインプットであり、そこからアウトプットされるものがアートであると考えています。

社会全体があまりにも論理的、左脳的になってしまったために、効率的ではあるかもしれないけれど、本来最も考慮すべき「人」やそれらを取り巻く環境のために必ずしもベストではない状況が多発しているように感じます。

イノベーター・ジャパンは「人のポテンシャル最大限に引き出す」ということをミッションに掲げていますが、そのために「自然」と「アート」は欠かせない要素だと考えています。同時に、当社が提供するビジネスデザインをそれらの定義に基づいた付加価値創造に進化させるべく、2019年に向かいたいと思います。

というわけで、皆さま2018年も大変お世話になりました!