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ビジネス

ファームブログはじめました

「ファーム」とは?

イノベーター・ジャパンでは、全社員がそれぞれの専門性を磨き、先端分野を研究し続けるという目的で下記の3つのファームに分かれ、社員はいずれかに所属しています。

  • システムデザインファーム
  • UI/UXデザインファーム
  • マーケティングデザインファーム

各ファームにおける基礎的な知識やスキルは、所属ファームに関わらず全社員が理解しておくことで共通言語が生まれるという考えで、相互に勉強会も開催しています。人に教えることが最大の学習にもなるということで。

一方、当社ではクライアントのオウンドメディアを企画・運営するといったプロジェクトが多く、メンバー全員が「メディア運営」における感覚値みたいなものを身につける必要があります。

感覚は人に教えることは難しく、実際に体験しないとなかなかわからないものです。ならば全員がメディア運営を体験すればいいだろうということで、ファームごとに3つのブログを立ち上げました。

メディア運営を体験するということはさることながら、

  • 自分たちのノウハウを文章化することでより理解を深める
  • ノウハウを蓄積することで共有資産にする
  • どんなことをやっている会社かわかり親近感を持ってもらえる

といった色々なメリットがあると考えています。

というわけで、当社のプロジェクトの中から有益と思われる情報を(機密保持に影響しない範囲内で)積極的に発信していこうと考えていますので、どれも産声をあげたばかりのブログですが、フォローやフィードバックいただけると幸いです。

イノベーター・ジャパン ファームブログ

Innovator Japan Engineers’ Blog
by システムデザインファーム
Innovator Japan Designers’ Blog
by UI/UXデザインファーム
Innovator Japan Directors’ Blog
by マーケティングデザインファーム
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デザイン

オフィスをデザインする

イノベーター・ジャパンのオフィスについてWORK(ID)に連続で取り上げていただきました。

試行錯誤を重ねてデザインしたオフィスなので、こうやって興味を持っていただけて光栄です。

記事中でも触れましたが、

オフィスは企業にとって最大のメディアである

と考えています。

オフィスは、顧客、パートナー、従業員、未来の従業員など全てのステイクホルダーと密接に触れ、特に従業員にとってはほぼ毎日過ごす空間です。そこには、会社の各ステイクホルダーに対する姿勢、従業員の働き方、個性や雰囲気など多くの情報が表現されます。という意味で、オフィスはコーポレートサイトよりも重要なオウンドメディアです。

そんな重要なメディアですが、未だにオフィスが単なる事務所としてみなされ、詰め込めるだけ白いオフィスデスクを詰め込んだり、エントランスだけ立派に仕上げたり、残念なケースをよく見かけます。

海外でも色々な企業のオフィスを訪問しましたが、規模の大小に関わらずどこも独自の哲学を持ったオフィスづくりをしていました。

日本でもそこかしこでイノベーションが求められていますが、企業におけるイノベーションは、もしかするとオフィスをしっかりとデザインするところから始まるのかもしれません。いくら事業をテコ入れしても、従業員のマインドセットが変わらない限り根本的な変化は起きないからです。

イノベーター・ジャパンでは、ビジネスデザインを軸にサービスを提供していますが、オフィスを起点にしたイノベーションもお手伝いできるかと思いますので、お気軽にご相談ください

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独り言

サドルの高さから見える価値観の違い

いよいよ今年もロードレースの祭典ツール・ド・フランスの季節ということで、昨年のレースの映像を観ていたところ、解説の栗村氏が興味深い話をしていた。

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自転車のサドルは、ヨーロッパだとおばさんでも高く設定するが、日本だと止まった時に足が付くように低くしている。

ロードバイクやMTBに乗る人はご存じだろうが、自転車のサドルは、ペダルが最も下に来た時に足が伸びきる高さに設定するのが最も運動効率が高い。しかしながら、この高さだとサドルに座った状態では地面に足が付かない。

日本では、万が一の時に安全を保てるように、運動効率よりも地面に足が付くことを優先する。一方ヨーロッパでは、運動効率を優先して、万が一の時はサドルから降りればいいというスタンス。

この価値観の違いが、社会のいたるところに見られる気がする。

多少極端だが、

  • 万が一に備えたお受験戦争 → 幼少期の大切な時間を犠牲
  • 万が一に備えた大企業就職 → 本当にやりたいことを犠牲
  • 万が一に備えた生命保険加入 → 今使える資金を犠牲

あるかわからない未来のリスクのために今を犠牲にする傾向が、日本ではかなり強いように思う。

個人的には、犠牲は最小限に、今しか得られないことを最優先すべきと思うわけですがいかがでしょう?