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代引き規制

とだけ聞くとあまり実感がわかないけど、どうやら金融庁はコンビニ決済を含む料金の収納代行に規制をかけようとしていたらしい。

日経新聞の社説では「役人の天下りの温床」を危惧していましたが、金の生まれるところには首を突っ込んで規制をかけて金をせしめるという姿勢は見え見え。国とヤクザはほんと紙一重ですね。

インターネット上で物を売買する上で料金の収納代行は一番重要なインフラなわけで、ここを規制することで様々な産業の成長が阻害されてしまうわけです。

1) 決済手段(クレジットカードや収納代行など)が整備される
2) ECが普及する
3) インターネット広告(主にP4P)が発達する

といったステップで産業が波及的に成長すると考えています。

中国では1のステップが信用性の問題がハードルになって発達していないため、その後の産業がまだ伸びてません。個人的には支付宝が風穴を開けてくれると期待しています。Alibabaはまさに2,3でビジネスをしようとしているので、1の整備は本気で仕掛けてくるはず。

ちなみに、台湾ではコンビニ決済などの収納代行は日本と同レベルに発達していますが、クレジットカードは銀行による加盟店審査が厳しい上に供託金を求めてくるのでかなり敷居が高いようです。

今回は産業界の反発によって代引き規制が見送られましたが、国の仕掛けてくることには要注意ですね。

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ad:tech 上海

上海で開催されているad:techというイベントに来ています。

ad:tech in 上海

ad:techとはその名の通り、広告に関する技術の見本市。世界各地で頻繁に開催されているのですが、僕は今回が初参加。ad:tech New Yorkはかなり大勢集まるらしいのですが、上海のは不況の影響もあるのか出展企業も来場者もそこまで多くないようです。

出展社ブースはアドネットワーク関連の企業が多かったのですが、技術をアピールしている会社は少ないように見受けられました。某会社の人曰く、アドネットワークの概念は認知されてきているが、まだ本格的に活用する広告主は少ないとの事。

中国ではまだ広告の効果測定の概念が統一されていないため、パフォーマンス型の広告が売りにくい状態。しかし解決されるのも時間の問題だと思うので、2年後には一気にP4Pの比重が高まるのかなと考えています。

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次世代マーケティングプラットフォーム
広告とマスメディアの地位を奪うもの
湯川 鶴章
ソフトバンククリエイティブ 2008-09-27
評価

最近読んだこの本、今現在起こっている広告という仕組み自体の変化について語られています。

日本では大手広告代理店の既得権益によって変化がおこりづらい状態なのですが、中国は欧米と同様にそうではないために、もしかしたら日本より急速な変化が起こるかもしれません。

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東アジア遠征

11/18~12/3の16日間、
台北→香港→上海→香港→台北
と3都市往復の出張に出ております。

というわけで現在台北にいますが、こっちも景気が良くないらしく以前より街の活気が薄れている気がします。

行きつけの伍柒玖というお店も、22:00以降は揚げ物は出せないということで、好物の排骨炒飯が食べられませんでした…

そんな不況はつゆ知らず、台湾でのビジネスは順調です! 先日TVニュースでも取り上げられ、WEBのニュースには僕も写真で登場させていただきました!

腕利き広報担当のAliciaに感謝です!

この勢いで不況を逆手に突き進みますよ~