日本ではiPhoneを含めスマートフォンはあまり流行っていないけど、海外に行くと空港や電車でBlackBerryいじっているビジネスマンをよくみかけます。
- Nokia E71
- Nokia 2008-07-01
- review
僕もBlackBerryではないけど、NOKIAのE71というスマートフォンを使っています。台湾で買ったんだけど、中国語が注音入力しかできず、キーボードの注音記号もじゃまだったので、香港版のファームウェアにアップデートしてキーボードもイギリスから英語版を取り寄せてみました。
普段使っていて便利だなと感じるのは、
- 外出や会議の際もPCを持ち歩かなくてもメールの送受信程度の仕事であればできてしまう。
- SIMロックがかかっていないので、海外でローミングせずに現地の回線が使える。
- OSの仕様がオープンなのでフリーのアプリケーションがたくさんある。
といったところでしょうか。
外資系の会社だとメールやスケジューラーにMicrosoftのExchange Serverを使っているところが多いらしく、もっと便利に連携できるみたいです。
世界的にはNokiaのシェアがダントツなんだけど日本ではイマイチ。なぜかというと閉鎖的な日本のキャリアが黒船を排除していたんですね。NTT DoCoMoからも過去に数機種Nokiaを出していましたが、Nokiaの醍醐味であるオープン性を封印していたので、そりゃ人気でないはずです。
そんな閉鎖的な日本の携帯市場にもAppleがiPhoneという風穴を開けようやく変化の兆しがきました。この冬にNTT DoCoMoとSoftBankもE71を特に手を加えない状態で出すみたいです。(確実にSIMロックはかけてくるでしょうが…)
日本のキャリアが世界を意識して動いてくれるのはとてもいいことだと思います。ただ注意したいのは、世界標準が必ずしも日本より優れていて彼らに合わせるというのではなく、日本独自に進化した良いところはどんどんアピールしていってもらいたい。
日本は結構いいもの作っているのに、作っている側が国内しか意識していないから世界に認知されず、その間に世界標準ができてしまってそこに飲み込まれるという損な流れになっている気がします。日本人が苦手な自己アピールを世界ではもっとしていくべきなんですね。